「栄養療法はじめの一歩」は、医師はもちろん、看護師、薬剤師、栄養士にもおすすめな栄養、NSTの基本を勉強する本です。
栄養関係の本は少ないですが、この本がわかりやすくてコスパ◎
2011年の本ですが、これの代わりになる本が出ないんですよね…
初学者向けの良書をぼくも教えてほしいです。
わかりやすいので、まずは「栄養療法はじめの一歩」で勉強することをおすすめします!
このブログを書いている人は
病院薬剤師歴16年以上! → プロフィール
抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士で医療専門書の購入歴300冊以上です。
わかりやすい本や他にない切り口の本を見つけるとテンションが上がります。
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わかりやすい、コスパが高い本を選ぶようにしています!
内容
基本的な内容がわかりやすく記載されています。
“病院の中はガイコツ、病院の外はメタボ”の項目は読みましょう。
病院と日常との差にハッとします。
アルブミンとCRPの関係も実際の患者でよく目にする現象ですね。
低アルブミン血症 ≠ 低栄養 の項目も大事な視点です。
ブログ執筆時点のJSPENのガイドラインは2013年で古くなってきてます。
アメリカのASPENでは、アルブミン、プレアルブミンなどを栄養状態の指標にしないと記載しています。
低アルブミン血症は体液貯留を引き起こすので避けたいところですが、みんな低栄養かといわれると少し違う印象です。
栄養状態が良い ≠ アルブミン値が正常という考え方は古くなってき、患者の満足度などが優先されるべきなのでは、とぼくは考えてます。
カロリー計算も昔はハリスベネディクトの式で細かく計算する文化でしたが、今は、簡易式で計算している病院が多いのかなって印象です。
読み終えたらこの本もおすすめ
続編の「栄養療法にもっと強くなる」がありますよ。
また、大村健二 先生の「新・栄養塾」もおすすめです!
ちなみにMindsでJSPENの日本静脈経腸栄養ガイドラインを見ることができます。
重症患者、病態別の栄養管理はガイドラインを読み込んだっほうが勉強になります。
日本集中治療医学会の「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン」をご確認ください。
本を読んだだけでは臨床で経腸栄養の選択、TPNの設計ができません。
ぼくはそうでした。
本の知識の使い方がわからない…という感じです。
実際の患者と向き合って経験をつんでできるようになります。
病態を把握も重要です。
検査値、生理学、バイタルサインなどを勉強すると病態把握をしやすくなります。
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