プロフィール

病院薬剤師Dってどんな人?

おすすめ専門書や勉強したことをつぶやく病院薬剤師 × 抗菌化学療法認定薬剤師 × 元NST専門療法士。
2024年4月から薬剤師20年目に入ります。

病棟で抗菌薬、電解質、血糖、抗がん剤、緩和ケア、その他いろいろ相談を受けたりします。
日々、患者さんから勉強させてもらい医療専門書の購入歴は300冊以上です。

ぼくは、薬剤師になってからずっと病院で働き続けてます。
現在の職場は3か所目。

  1. 大学病院 2年間
  2. 100床ほどの市中内科病院 2年間
  3. 200床ほどの市中総合病院 《現在》

20代のころはあまり勉強していませんでした。
環境のせいにして自分自身に問題があったことに気づいていませんでしたね。
転職を経てどのような心境の変化があったのか書きますね。

大学病院 2年間

社会人になって初めての職場。
調剤メインで週1回1時間の薬剤管理業務。
薬剤管理指導業務と言っても
薬を自己管理できる方の配薬がほとんど。
弁膜症の術後のワルファリンの導入の説明が主でした。
今思えば、勉強不足なぼくが薬剤管理指導業務をするのは考えられません。その当時は、ポケット医薬品集しか本を買ったことがなく勉強していたとは言えない状況でした。
日々の業務をこなす日々でしたね。

100床ほどの市中内科病院 2年間

糖尿病、透析、血液内科が主な診療科でした。
血液内科のがん薬物療法を担当することもありましたが本を購入することはあまりありませんでした。
大学病院時代の経験だけで業務をカバー疾患の知識十分にありませんでしたね。
経験とインターネット等で調べながら業務を行っていたので、体系的に学んでいませんした。
今思えば、よくそんな考えで患者さんと接していたな…と反省しています。
そして、薬剤師としての仕事に行き詰まりました。
何も成長できていない自分に不安を覚え、再び環境を変えることにしました。

200床ほどの市中総合病院《現在》

勤務先の主な診療科は、呼吸器内科、消化器内科・外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科。

そこで知識不足を痛感し初めて感染症の本を購入しました。
本について調べもせず書店で直感で購入したのですが、わかりづらく、ほとんど身につかなかったです。
そんなとき、2012年にある薬剤師の話を聞く機会がありました。
薬学に限らず、医学知識も勉強しており圧倒的な知識の差を感じました。

今は病棟薬剤業務で処方支援をする薬剤師が増えてますが、その当時は先進的で大きなインパクトを受けました。
そして、おすすめの書籍を教えていたき、こうやって本を選ぶのか!と、コツを教えてもらいました。
初学者は、効率よく学ぶ必要があるので、新人や看護師、研修医向けの本がおすすめです。
ちょうどよい量で、読みやすく、わかりやすい。
ぼくは、本選びの失敗もしましたが、その経験を経て良書とたくさん出会いました。

教えてくれた薬剤師とは、縁があり現在一緒に仕事をしています。
自分にとって良きメンターです。
本を読むだけは、アウトプットすることができないので症例と向き合い処方支援することで知識を活かすことができます。
仕事をするための準備みたいなものですね。
これからもぼくは病院薬剤師として精進しています。