薬剤師がバイタルとフィジカルをアセスメントを勉強すると薬物療法を評価するときに視野が広がります。
在宅医療の必要性も高まってきている今、薬剤師もバイタルサイン、フィジカルアセスメントを勉強するのが当たり前の時代もやってきているのではないでしょうか?
薬剤師がバイタルサイン、フィジカルアセスメントの勉強に役立つ医学書をまとめました。
医師、看護師向けの本が多いですが、薬剤師でも理解できる内容です。
もちろん、医師、看護師にもおすすめの本ですよ。
バイタルサインは主に下記のことを指します。
- 血圧
- 脈拍数
- 呼吸数
- 体温
- 尿量
- 意識レベル
フィジカルアセスメントは患者状態を評価するために下記を行うこと。
- 問診
- 視診
- 触診
- 打診
- 聴診
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病院薬剤師歴10年以上! → プロフィール
抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士で医療専門書の購入歴300冊以上です。
わかりやすい本や他にない切り口の本を見つけるとテンションが上がります。
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わかりやすい、コスパが高い本を選ぶようにしています!
フィジカルアセスメント ガイドブック―目と手と耳でここまでわかる
フィジカルアセスメントを勉強するなら「フィジカルアセスメント ガイドブック」というくらい有名な医学書です。
看護師向けの本ですがアマゾンレビューで「介護士の方にもおすすめ」とコメントがあるくらいわかりやすくて人気です。
ねじ子の ぐっとくる体のみかた
フィジカルをイラストで勉強したい方におすすめするのが「ねじ子のぐっとくる体のみかた」。
研修医、医学生向けの内容に見えますが看護師の業務にも活かせます。
また、薬剤師、リハビリ、介護士なども医師、看護師が何を考えて患者さんを評価しているのか理解できる内容ですね。
ノートでまとめたようなテイストでゆる〜く深く勉強できておすすめ。
病態で考える薬学的フィジカルアセスメント〜41の主訴と症候から行うべきアセスメントがわかる
薬剤師がフィジカルアセスメントを活かすための考え方を勉強するなら「病態で考える薬学的フィジカルアセスメント」。
イラストもあってわかりやすい構成です。
Dr.徳田のバイタルサイン講座
バイタルサイン、フィジカルといえば徳田安春 先生。
「Dr.徳田のバイタルサイン講座」は必要なことをコンパクトにまとめています。
スキマ時間にサクッと読むことができますよ。
基本忠実に、血圧、脈拍、呼吸、体温、意識レベルを勉強すれば病態とリンクさせて理解が深まります。
こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ
徳田安春 先生のフィジカルアセスメントの医学書。
「こんなとき、フィジカル」は漫画がわかりすく実践的な内容です。
もう少し読みやすい内容がよい方は、「ナースのための こんなとき、フィジカルアセスメント」がよいですよ。
Dr.上田のもうダマされない身体診察: バイタルサインのみかたとフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントといえば上田剛士 先生も有名ですね。
メディカさんで出版された「Dr.上田の もうダマされない身体診察」は、看護師だけでなく、薬剤師にもおすすめ!
動画で確認もできるのでメディカさんの本はコスパ高い!
高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス
高齢者は主訴が乏しく医師は診断に難渋します。
上田剛士 先生はフィジカルアセスメントの本を医師向けにも執筆されており人気です。
オールカラーで高齢者の身体診察に関するエビデンスがまとめられています。
DVDもあるので医師はこちらがよいかもしれませんね。
2020年11月に書籍の改訂版が出ました!
非器質性・心因性疾患を身体診察で診断するためのエビデンス
上田剛士 先生の「高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス」の姉妹本ですね。
意識障害、筋力低下、めまい、腹痛などの症状と非器質性・心因性疾患を診断するためのエビデンスを引用して解説してくれるオールカラーの医学書です。
Dr.林&今の外来でも病棟でもバリバリ役立つ! 救急・急変対応
林 寛之先生と今 明秀 先生のタッグで書く救急・急変の対応に特化したフィジカルアセスメントの医学書。
看護師向けのセミナーを書籍化し人気の1冊です!
薬剤師も業務に活かせるのではないでしょうか。
バイタルサインからの臨床診断 改訂版〜豊富な症例演習で、病態を見抜く力がつく!
実践的なバイタルサインの考え方を勉強するなら「バイタルサインからの臨床診断」がおすすめ。
医師向けなので難しい内容もありますが、これが理解できたらかなりレベルが高いです。
症例から学ぶ内容なので実践的でおすすめ!
身体所見に特化した「身体所見からの臨床診断」という医学書もありますよ。

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