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抗菌薬適正使用の支援は独学でできますか?【基本を身につければできます】

薬剤師も、やり方さえ間違えなければ、抗菌薬の適正使用の支援を独学でできます。

病院に勤務していると、医師から感染症や抗菌薬の相談をされることがあります。

ぼくも感染症の勉強を独学でする前は、何のことやらさっぱりわかりませんでした。

ブログ執筆時点で、薬学部の大学のカリキュラムは、感染症の治療を系統だてて勉強しません。

そのため薬剤師になってから独学しなくてはならない方も多いでしょう。

今は、良書や勉強会も多いので勉強する機会があるので大丈夫ですよ!

目次

なぜ抗菌薬適正使用が大事なのか

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抗菌薬の勉強方法について書く前に、抗菌薬適正使用が重要と言われている背景について書きます。

AMRという言葉を聞いたことがありますか?

抗菌薬に対する耐性のことで、いわゆる耐性菌ですね。

抗菌薬が不要な状況で使用すると微生物の耐性化が起こり、抗菌薬が必要なときに効かなくなってしまいます。

AMRリファレンスセンターで一般向けにわかりやすく解説してくれてますので参考にしてください。

このページから引用すると

近年、抗菌薬が効かないAMR(薬剤耐性)をもつ細菌が世界中で増えています。2013年AMRに起因する死亡者数は低く見積もって70万人とされていますが、何も対策を講じない場合、2050年には世界で1000万人の死亡が想定され、がんによる死亡者数を超える、とした報告があります

想像しただけでも恐ろしいですね。

そのため抗菌薬適正使用し耐性菌を抑制する取り組みが世界的に活発になっています。

多職種で関わる感染症治療で、薬剤師の処方支援の役割も高まっています。

抗菌薬適正使用の推進に薬剤師が求められている

薬剤師の活躍を期待する流れは、

診療報酬や認定、専門制度にも反映されています。

平成30年度の診療報酬改定で加算が新設されたことから、抗菌薬の適正使用は重要課題であることがわかりますね。

認定、専門薬剤師制度でも下記の資格があります。

感染症専門医もまだまだ少ないと言われていますので、薬剤師が感染症治療、抗菌薬の適正使用を推進することでAMR対策にも寄与できます。

抗菌薬適正使用のための勉強のやり方

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抗菌薬の勉強は暗記が多いです。

他の分野もそうですが、

抗菌薬、感染症は、馴染みのない言葉、微生物名がでてきて

挫折しそうになりますが、

やり方、本の選び方を間違えなければ独学できます!

抗菌薬のことだけでなく感染症の勉強もする

抗菌薬の勉強するときに、薬剤師にありがちなことをまず書きますね。

薬剤師は薬を専門とするため

抗菌薬→用法・用量→原因微生物(感染症)

この流れで考えがちです。

これを否定するわけではありません。

しかし、感染症の処方支援をするためには、医師と考え方を合わせないと見えてこないことがあります。

医師は薬剤師とは反対側から考えています。

感染症→原因微生物→抗菌薬→用法用量

どんな感染症を

どんな微生物が原因で起こっていて

どの抗菌薬を

どれくらいの量で使用するか

というように考えます。

個々の詳細は省きますが、この考え方を勉強すれば質の高い処方支援ができます。

興味があれば「感染症診療のロジック」の紹介記事をどうぞ。

「感染症診療のロジック」で感染症診療が理解できる薬剤師になろう!

感染症を勉強するためにおすすめの本

本を選ぶときは恥をすてて、自分の理解度にあった本を選びましょう。

これが上達の近道と考えています。

イラストや漫画が主体の本でもよいと思います。

最初から医師向けの本を選ぶと挫折することがありますが、初学者向けの本で理解を深めてからステップアップしていくのがおすすめです。

感染症の初学者、薬剤師におすすめする本5冊

感染症の知識をブラッシュアップしたい薬剤師におすすめ本4冊

感染症で薬剤師に役立つ知識を勉強できるおすすめ本5冊

わからないことは感染症専門医に質問する

抗菌薬や感染症治療の基本は本で勉強できます。

ただし、それでは変化球に対応できないことがあります。

これは、ぼくが痛感していますが、

感染症の処方支援をしていると

commonな感染症でも治療に難渋する症例にあたります。

感染症専門医がいない状況で治療をしていると

こんなときはどうするんだろう?

本にはこう書いてるけど、実際のところどうなんだろう?

様々な疑問が出てきます。

間違った知識や解釈で突き進むと、患者に不利益があったり、自分の知識に誤りが出てきます。

勉強会で感染症を専門とする医師に質問したり、研修に行き専門医の考えを取り入れることは必要です。

まずは自施設で治療可能な感染症に対応できるようになる

やっぱり専門医がいないと独学では無理じゃないか…と思うかもしれません。

しかし、感染症の難易度の高いすべての問題を解決するわけではなく、自施設で治療可能な感染症に対応できるだけでもよい考えています。

プライマリ・ケアでみるcommonな感染症の方が絶対数が多いでしょう。

抗菌薬と感染症の基本を勉強すれば、抗菌薬適正使用に貢献できます。

ぼくは、抗菌化学療法認定薬剤師を取得しましたが、この資格を取得できるレベルまで勉強すると非専門医の相談に対応できる状態になれます。

病院や施設で役割が決まっているように自施設で対応できる感染症の抗菌薬適正使用を推進できれば、最初は十分と考えています。

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