がん緩和ケアで薬剤師におすすめの本(医学書)をまとめました。
もちろん、医師・看護師、医療従事者にもおすすめです。
緩和ケアは幅広い知識が必要です。
- 疼痛コントロール
- 消化器症状の緩和
- 鎮静
- 精神のケア
- コミュニケーション
- 看取り
- 薬剤の投与方法
このまとめを見れば緩和ケアに必要な医学書を網羅できるので参考になれば幸いです。
このブログを書いている人は
病院薬剤師歴20年年目! → プロフィール
抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士で医療専門書の購入歴300冊以上です。
わかりやすい本や他にない切り口の本を見つけるとテンションが上がります。
X(Twitter)でおすすめの本をつぶやいていますのでフォローしてくださいね!

わかりやすい、コスパが高い本を選ぶようにしています!
がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン
日本緩和医療学会のガイドラインですね。
エビデンスに基づいた記載で2014年版から新しく記載された薬剤もあります。
2014年版と比較して削られている項目もあるためか少しコンパクトになっているそうです。
何れにせよ、緩和ケアに関わる方に必須の1冊ですね。


がん患者におけるせん妄ガイドライン
がん患者のせん妄のガイドラインです。


緩和ケアレジデントマニュアル
レジデントだけの本ではありません! 緩和医療に携わる全スタッフ必読の書、誕生!と医学書院のホームページに書いてあるように実践的な緩和ケアのマニュアル。
緩和ケアで経験する多くの症状に対してコンパクトにまとめています。
通読もできるボリュームです。


症状緩和のための できる!使える!皮下投与
ありそうでなかった皮下投与の本!
緩和ケアで皮下投与の話はよく出てきます。
辞書的な使い方もできるので気になったときに読むでもOK
持続皮下投与、皮下輸液、皮下点滴に関する著者たちのノウハウを教えてもらって臨床で活かしていきましょう!
余宮きのみ 先生シリーズ
余宮きのみ 先生の講演を聞いたことがありますか?
エネルギッシュで軽快な語り口は引き込まれます。
看護師から薬剤師、医師まで幅広い職種を対象にした書籍もわかりやすくておすすめです。
余宮先生のシリーズ3冊は実践的な内容でコスパが高い!
がん疼痛緩和の薬がわかる本
がん性疼痛に使う鎮痛剤を基本からわかりやすく解説した医学書。
看護師さんにもわかりやすくコスパが最高なので、迷ったらとりあえずこれを買いましょう。
ここが知りたかった緩和ケア(改訂第2版)


森田達也 先生シリーズ
森田達也 先生の緩和ケアシリーズ。
余宮きのみ 先生と同様に実践的でコスパが高い本ばかり。
エビデンスに基づいてエキスパートはどうしているのか?がわかります。
個人的には「緩和治療薬の考え方,使い方」は名著ですね。
エビデンスからわかる 患者と家族に届く緩和ケア


患者と家族にもっと届く緩和ケア ひととおりのことをやっても苦痛が緩和しない時に開く本


緩和治療薬の考え方,使い方
ぼくが緩和ケアで使う薬の実践的な立ち位置です。
森田先生の本で薬剤師に一番おすすめです。
終末期の苦痛がなくならない時,何が選択できるのか?: 苦痛緩和のための鎮静〔セデーション〕


死亡直前と看取りのエビデンス
急に具合が悪くなる
医療従事者はぜひ、宮野真生子さんと磯野真穂さんの「急に具合が悪くなる」を読んでほしい。
患者が何を考えるのかリアルな感情が伝わってきます。
意外とすぐ読める量です。


がん薬物療法の医学書まとめ





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