循環器は高血圧、心不全、不整脈などよく聞く疾患があり多くの薬剤師がかかわる疾患ではないでしょうか。
しかし薬剤師が理解できて実務に活かせる少ない印象です。
急性期に使用される本は一歩間違えると命にかかわるのでしっかり勉強したいですね。
循環器の勉強をする薬剤師におすすめの本を紹介します。
もちろん看護師にもおすすめの内容です。
医師向けは薬物療法で役立つ本をピックアップしています。
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抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士で医療専門書の購入歴300冊以上です。
わかりやすい本や他にない切り口の本を見つけるとテンションが上がります。
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わかりやすい、コスパが高い本を選ぶようにしています!
イメカラ 循環器
薬の勉強をする前に病態を理解するといいですよ。
まずは「イメカラ」で解剖生理を勉強することをおすすめします。
何故この薬を使うのか?
病態を理解していると処方意図がわかります。
そして、無効なときは次にこの薬を使う理由がイメージできるようになる。
初学者がまず最初に読む本は「イメカラ」です。
病気がみえるvol.2循環器
有名な「病気がみえる」シリーズの循環器です。
辞書代わりに使用する本です。
もちろん、通読しても構いません。
結構難しいことまで書いてあるので
イメカラの次に読むと理解が深まります。
医学生、医師、看護師のほとんどの方が手にしている本です。
薬剤師にもきっと有用なこと間違いなし。
かんテキ 循環器: 患者がみえる新しい「病気の教科書」
2019年に発刊された「かんテキ」シリーズの循環器です。
病気がみえるシリーズと同じく、病態の解説をした辞書的な本ですね。
好みで決めて良いでしょう。
まるごと図解 循環器疾患
解剖生理を勉強したら臨床に即した病態を理解しましょう。
それには「まるごと図解 循環器疾患」がおすすめ!
おすすめポイントは3つ。
- わかりやすさを重視して初学者でも読める
- よく出会う循環器疾患の大事なポイントがわかる
- この本を読めばその次の本が読みやすくなる
虚血性心疾患、心不全、不整脈など幅広く勉強できます。
1冊目からこの本でも理解できるレベルです。
ブログの【看護師・薬剤師】わかりやすいおすすめの循環器の本は「まるごと図解 循環器疾患」にレビューを書いています。
循環器治療薬ファイル
村川裕二先生の名著「循環器治療薬ファイル」です。
循環器の薬の具体的な使い方を勉強するにはこの本が必須!!
引用文献もまじえつつ、薬の使用感を書いてくれる本は希少です。
薬の使い分けを勉強するなら、この本を買って読み込めば他はいらないのではないか?というくらい幅広い分野を書いてくれています。
不整脈治療薬ファイル
村川裕二先生の本「不整脈治療薬ファイル」です。
循環器治療ファイルの姉妹本、抗不整脈薬に特化した本です。
2010年に発刊され、古くなってますが、抗不整脈薬は2020年の時点でも新規薬剤はあまりありません。
循環器治療ファイルで勉強して、不整脈のことを詳しく勉強したいときに読むといいですよ。
この本も村川先生の独特な語り口は健在です!
循環器病態学ファイル
「循環器病態学ファイル」も村川裕二先生の循環器治療ファイルの姉妹本。
循環器疾患の病態について、深い話が記載されています。
これを理解すると薬剤の使い分けの根拠がわかるようになります。
循環器をより深く勉強したければ買ってみると良いでしょう。
心電図の勉強をしたい方はこちらもおすすめです

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