病院薬剤師Dの軌跡

おすすめ本や勉強したことを書く病院薬剤師です。

薬剤師が栄養、NSTの基本を勉強するには「栄養療法はじめの一歩」

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「栄養療法はじめの一歩」は

薬剤師にもおすすめな栄養、NSTの基本を勉強する本です。

栄養関係の本は少ないですが、この本がわかりやすくてコスパ

8年前の本ですが、これの代わりになる本が出ないんですよね…

初学者向けの良書をぼくも教えてほしいです。

栄養療法はじめの一歩

  • 対象: 医師、看護師、栄養士、薬剤師
  • おすすめ度(5段階):★★★★☆
  • コスパ:(5段階) :★★★★★

内容

この患者に必要なカロリーは?

糖質、たんぱく、脂肪の配分は?

微量元素は?ビタミンは?

経腸栄養は何に気をつけたらよい?

基本的な内容がわかりやすく記載されています。

"病院の中はガイコツ、病院の外はメタボ"の項目は読みましょう。

病院と日常との差にハッとします。

アルブミンCRPの関係も実際の患者でよく目にする現象ですね。

アルブミン血症 ≠ 低栄養 の項目も大事な視点です。

JSPENのガイドラインは2013年で古くなってきてます。

アメリカのASPENでは、アルブミン、プレアルブミンなどを栄養状態の指標にしないと記載しています。

アルブミン血症は体液貯留を引き起こすので避けたいところですが、

みんな低栄養かといわれると少し違う印象です。

栄養状態が良い ≠ アルブミン値が正常という考え方は古くなってき、

患者の満足度などが優先されるべきなのでは、とぼくは考えてます。

カロリー計算も昔はハリスベネディクトの式で細かく計算する文化でしたが、

今は、簡易式で計算している病院が多いのかなって印象です。

読み終えたらこの本もおすすめ

続編の“栄養療法にもっと強くなる”がありますよ。

ちなみにMindsでJSPENの日本静脈経腸栄養ガイドラインを見ることができます。

重症患者、病態別の栄養管理はガイドラインを読み込んだっほうが勉強になります。

日本集中治療医学会の「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン」をご確認ください。

本を読んだだけでは臨床で経腸栄養の選択、TPNの設計ができません。

ぼくはそうでした。

本の知識の使い方がわからない…という感じです。

実際の患者と向き合って経験をつんでできるようになります。

病態を把握も重要です。

一緒にがんばりましょう!

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