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薬剤師が感染症を広く勉強するには「ドクターこばどんの感染症道場」

感染症の治療は、感染症診療の基本、微生物、抗菌薬、培養検査の理解が必要です。

さらに、HIV、渡航患者の感染症も他人事ではなくなってきています。

この幅広い領域を1冊で勉強できる本があったらいいと思いませんか?

そんな薬剤師に「 ドクターこばどんの感染症道場」
がおすすめです。

  • 対象: 初学者、新人・若手薬剤師
  • おすすめ度(5段階):★★★★★
  • コスパ:(5段階) :★★★★★
目次

薬剤師が感染症を広く勉強するのに「ドクターこばどんの感染症道場」はおすすめ

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おすすめポイントを3つ

  • 微生物、培養検査についてかいてある
  • 臓器ごとの感染症治療がわかる
  • HIV、トラベルメディスンの基本がわかる

感染症診療に大事な、感染臓器、原因微生物、抗菌薬について勉強できます。

グラム染色、培養検査についても書いてあるので、他の本よりも充実しています。

さらに、非専門医でもしっておきたいHIVやトラベルメディスンについても書いてあり1冊でかなりの領域をカバーできますよ。

1項目をコンパクトにまとめてるので初学者、薬剤師でも読みやすいです。

A群溶連菌の壊死性筋膜炎でCLDMを使用する理由は、「ドクターこばどんの感染症道場」で知りました。

蜂窩織炎から壊死性筋膜炎に進行しそうな患者の初期治療で、TAZ/PIPCとCLDMを併用すると「嫌気性菌カバーが重複しますよ!」なんて疑義照会をしてはいけないなあ…

勉強したてのころに疑義照会しそうになったから、あぶないあぶない。

「感染症まるごとこの一冊」 と迷う方は好みで決めていいですよ!

薬剤師が感染症の基本を勉強するには「感染症まるごとこの一冊!」

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微生物、培養検査について書いてある

微生物について説明があり、

  • 常在する臓器
  • 主な感染臓器と感染症
  • 選択する抗菌薬

わかりやすくまとめてあるのでちょっと調べるときにも使いやすい本です。

常在する臓器と感染臓器が書いてあるのはとっても大事!

検出された微生物が起因菌か考えるのに役立ちます。

また、グラム染色について記載があり、

カラーで染色像を確認できます。

そして、各種検体の培養検査についても記載されてます。

血液、喀痰、尿はもちろん、

便、腹水、胸水、膿、髄液にもふれてます。

臓器ごとの感染症治療がわかる

全身の感染症治療方について勉強できます。

  • 頭頚部:咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎など
  • 中枢神経系:髄膜炎、脳腫瘍、硬膜外膿瘍
  • 呼吸器系:肺炎、気管支炎
  • 肝胆膵:胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍
  • 消化管系:腹膜炎、憩室炎、虫垂炎、偽膜性腸炎
  • 泌尿器、生殖器:尿路感染症、前立腺炎など
  • 皮膚、軟部組織:蜂窩織炎、壊死性筋膜炎など
  • 骨、筋組織:骨髄炎、化膿性関節炎、腸腰筋膿瘍
  • 菌血症、敗血症
  • カテーテル関連感染症
  • 感染性心内膜炎
  • ウイルス感染症:ヘルペス、帯状疱疹

それぞの感染症で、以下の3つに分けて記載してます、

  • 起炎菌(起因菌)
  • ポイント
  • 抗菌薬

たとえば、腎盂腎炎なら

【起炎菌】

  • Escherichia coli(大腸菌)
  • Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)
  • Proteus mirabilis(プロテウス ミラビリス)
  • Enterobacter spp.(エンテロバクター)
  • Enterococcus spp.(腸球菌)

【ポイント】

  • 尿培養、血液培養を採取する
  • 腸球菌はセファロスポリン系抗菌薬が無効

【抗菌薬の選択例】

  • CTX or CTRX ± アミノグリコシド
  • TAZ/PIPC ± アミノグリコシド
  • LVFX or CPFX ± アミノグリコシド

本は上記をベースに記載されていますが、

CMZなども選択肢に入るでしょうね。

アンチバイオグラムなども参考に抗菌薬を選択しましょう。

HIV、トラベルメディスンの基本がわかる

HIVやトラベルメディスンは自分には関係ないと思いがちです。

この本では、基本を知ってもらうために

おさえるポイントにしぼって書いてます。

非専門医でもこれだけは知っててほしいことがわかりやすく書いてあります。

ちょうどよいボリュームに収まっています。

読み終えたらこの本もおすすめ

感染症の初学者が必要なことを学んだあと

武器である抗菌薬の知識を深めるために 「抗菌薬の考え方、使い方」がおすすめです。

特に薬剤師にとっては、本当の抗菌薬の使い方がわかる名著です!

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