感染症の基本を学んだあとに薬剤師がブラッシュアップするための本を紹介します。
研修医、若手医師向けの本もありますが、薬剤師でも理解できます。
昔からの名著が色褪せずに今も売れ続けているのはなぜでしょうか?
感染症の世界の神様とも言える青木 眞 先生のお言葉
「感染症診療のロジック」はいつまでも変わりません。
この基本的な考えを記している本は、名書、良書、定番として残り続けています。
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病院薬剤師歴10年以上! → プロフィール
抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士で医療専門書の購入歴300冊以上です。
わかりやすい本や他にない切り口の本を見つけるとテンションが上がります。
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抗菌薬の考え方、使い方
僕はver.3を読んだことがありますが
抗菌薬の使い方をブラッシュアップできます。
通称、「オグサワ」や専門医の抗菌薬の使い方を知ることができます。
岩田先生の語り口がわかりやすく、読みやすい本です。
待望のver.4が出版されたのでこちらを購入をおすすめします。
感染症に興味がある方には必ず買いましょう!とぼくは言っています。
感染症診療のロジック
僕が感染症の勉強を始めた頃は
- 青木 眞 先生
- 大曲貴夫 先生
- 岩田健太郎 先生
この先生方の本やセミナーをよく聞いてました。
現在、大曲先生はAMR対策でご活躍されています。
この本は、感染症診療で重要な考え方を学ぶことができます。
グラム染色やどこの臓器の感染症か?など、感染症診療の考え方が学べます。
ある程度、勉強して読み直すと「ああ、こんな良いことが書いてあったんだな」って再確認できます。
おすすめです。
感染症プラチナマニュアル
「感染症プラチナマニュアル」は、2015年から毎年改定されているポケットサイズのマニュアル本です。
コンパクトに必要なことをまとめてます。
毎年改定されるのがすごい!
これ1冊で感染症の勉強はできませんが、基本を学んだ方が確認に使用するのに重宝する本です。
以前は、マニュアルと言えば「感染症レジデントマニュアル」でしたが、こちらも大人気です。
僕も白衣のポケットに入れてます。
経口第3世代セフェムの問題点をはっきりと書いている本の1つです。
レジデントのための感染症診療マニュアル
最後はやはり「レジデントのための感染症診療マニュアル」。
正直、通読向きではありません。
辞書的な位置づけですが、感染症を担当する薬剤師、医師が購入している青木 眞 先生の名書です。
圧倒的な厚みと値段。
その分、期待を裏切らない内容です。
第3版から青木先生の単著ではなくなりましたが、内容に統一性があると評判です。
まとめ
読みやすさ、有用性、値段を考慮するとこの3冊をおすすめします。
- 抗菌薬の考え方、使い方
- 感染症診療のロジック
- 感染症プラチナマニュアル
感染症はどの診療科を担当しても必ず関わるため勉強して損はありません。
色々な本で勉強したあとはレジデントのための感染症診療マニュアル、この1冊さえあれば良いという方もいます。
感染症は、不安との戦いになるときもあります。
でも「レジデントのための感染症診療マニュアル」があれば、青木 先生が守ってくれている気分になります。
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