病院薬剤師Dの軌跡

おすすめ本や勉強したことを書く病院薬剤師です。

「酸塩基平衡、水・電解質が好きになる」で輸液の処方支援ができる薬剤師

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薬剤師が輸液の処方支援するために必要な知識が勉強できるおすすめの本です。

酸塩基平衡、電解質の初学者が1冊目に読むと挫折するかもしれませんが、

酸塩基平衡、Na・K・Caをコンパクトにまとめてます。

初学者の読みやすさという点で★4つにしてますが、ある程度理解して読むといいこと書いてるなあって実感しますね。

酸塩基平衡、水・電解質が好きになる

  • 対象: 医師、薬剤師
  • おすすめ度(5段階):★★★★☆
  • コスパ:(5段階) :★★★★★

おすすめポイントを3つ

  • おぼえるポイントがわかりやすい
  • 各項目が必要十分量
  • 症例問題で理解度を確認できる

おぼえるポイントがわかりやすい

最初に15のルールを書いてるので、あとで確認するのに役立ちます。

読み進めると、「ルール8」というように明記してくれるのでポイントがわかりやすい。

特に”マジックナンバー”という数字が覚えやすいです。

  • アニオンギャップ 12
  • HCO3- 24
  • Na+ − CL- 36

12の倍数だから覚えやすいですね。

よく使うルールなので覚えておきましょう。

各項目が必要十分量

研修医がよく読んでるため、効率よく勉強できるようにまとめてます。

各項目のもっと深いところは他書にゆずって、

最低限必要な内容に絞っているところがおすすめです。

電解質の調整は内分泌も関わってくるので、

  • 酸塩基平衡 → 呼吸、腎臓
  • 電解質 → 腎臓、内分泌

詳しいところまで勉強しようとすると時間がかかります。

基本を勉強したところで次の分野に移動し、

各分野の基本を身につけて、さらに深めていくとブラッシュアップできておすすめ。

症例問題で理解度を確認できる

症例問題が臨床に即してるためおすすめです。

薬剤師には難しい部分もありますが、勉強になります。

実際の現場でもこのように考えればいいのか!と考え方がわかるのもいいいですね。

注意点が2つ

  • "橋中心髄鞘崩壊症"は"浸透圧性脱髄症候群"に現在は呼び方が変わった
  • TTKG(transtubular K gradient)の概念が変わった

ぼくの別の記事でも少し触れてるのでおさらいです。

TTKGは門川先生のブログもご確認ください。

2007年と古い本ですが、今も売れ続けています。

臨床に即したわかりやすい本だからでしょうね。

薬剤師にもおすすめです!

読み終えたらこの本もおすすめ

この本の類書は黒川先生の名著

「水・電解質と酸塩基平衡―Step by stepで考える」

読み物として充実してます。


水・電解質と酸塩基平衡 (Short seminars)

電解質をもっと勉強したければ、柴垣先生の

「より理解を深める!体液電解質異常と輸液」

かなり深いことまで書いてます。

通読も可能ですが、ぼくは辞書のように使用してますね。


より理解を深める!体液電解質異常と輸液

輸液の項目は、「輸液ができる、好きになる」の方が充実してますよ。

www.byoyakud-blog.com

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